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より良く生きていくため、何ができるか綴っています。
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 息子もずいぶんおおきくなったなあとおむつ替えをしていてしみじみ思った。

 とは言っても小さいほうの子だと思うし、まだまだ2歳なのですが。

 それでも寝っ転がらせておむつを替えていると、びっくりするくらい足が長くのびて、太ももにはちゃんと筋肉がついて、力をいれると、腹筋も少し筋になって見える。

 ずいぶんしっかりしたなあ。


 私にとって新生児は、いろんな意味で想像を超えた生き物でした。

 可愛いとかわいそうは語源が同じという説があるのもうなずける。

 ホントにかわいそうな生き物でした。

 筋肉がほとんどない体。TVでよく見る「あかちゃん」のようにまるまるとした脂肪もついてない。 首一つ持ち上げるのにも私に頼らないといけない細い細い首。 

 想像力も全くなくて、目の前に私がいない=私の存在が消えたと思いかすれた声で必死で叫ぶ。

 一番驚いたのは、肋骨がない事。

  いや、あるにはあるんだけど、普通の人間のように内臓を覆うように下の方までちゃんと張り出していなくて、首のしたにちょろちょろっと申し訳程度にあるだけ。

 「胸」という部分なくて、胴体部分が全部腹、といった風。



 とにかく自分の知っている生物の常識から外れた生き物でした。

 可愛いというより、かわいそう。

 難産だったから余計に・・・。 自力じゃ産まれて来られなかった子。

 かわいいかわいいこ。 ちょっとでも目を離したら息がとまっているんじゃないかと気が気じゃない。

 それが6か月もすると、「赤ちゃん」のイメージ通りにまるまると太って、今では自力で歩ける、私が手を出すと嫌がるくらい。

 人間らしい筋肉と、記憶力や想像力もできてきた。  まだまだ守ってあげないといけないけど、どんどん自立を目指して歩いて行く。

 まだまだぽっこりした「腹」のほうが存在感が大きいものの、肋骨の張り出した「胸」もしっかりできてきた。

 でもまだ、ぐっすり眠っていると「ちゃんと息してるかな??」と確認せずにはいられないのでした。

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 足が不思議に折れ曲がった少年たちが

 板きれに乗って滑っている。

 タイヤの付いた板きれ。 スケボーみたい。

 上半身は裸で腰にだけぼろきれをまとってる。

 昼間は情けない顔で物乞いをしているけど

 夜になると「物乞い」の仮面を脱いでタイヤの付いたボロの板きれでスケボーレースを始める。

 私は「ヒューヒュー!!」と冷やかす

 彼らはもう物乞いの顔じゃない。

 山道で自動車レースをする暴走族の男の子みたいな顔。

 自意識ではち切れそうな思春期の少年の顔をして

 ギャラリーの女の子を横目に板きれですっとばす。

 

 どこに帰るのか 帰る場所はあるのか

 親はいるのか ひとりなのか


 恋をすることもあるのだろうか 

 今もまだ生きているだろうか。


 私はひとりだったので

 物乞い仲間でつるんで楽しそうにしている彼らが少し羨ましかった。

 憐みは一度も感じなかった

 感動と尊敬

 長いまつげと裸の上半身。青年らしいギラつきにドキッとさえした。

 
 日本に帰ってから

 彼らが羨ましくさえあったけど

 今になって

 息子におもちゃを買ってあげる時、贅沢をしたいと思う時、罪悪感とともに彼らを思い出す。

 質素に生きれば

 心は共にあるといえるだろうか



 
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 うちの近くのアオキスーパーの近くに、ちょいとさびれた個人商店があります。

 そこのおばちゃんってのがすごくおもしろい。

 志村けんが昔やってた、こめかみにばんそうこうはったズレまくった商店のおばちゃん、知ってますか?

 まさにあの通り。

 曲がった背中でちょこちょこ歩く。 ばんそうこうを貼ってたかどうかは覚えてないけど、いかにも貼ってそうな風貌。 顔に不釣り合いな大きい老眼鏡は動くたびに下にずり落ちる。

 初めて会った時は、「ホントに居るんだ・・・こんなおばちゃん・・・」と、志村けんの洞察力に感心してしまいました。


 先日は塩サケを探していたのですが、あるのは「生サケ」と書かれたパックばかり

 「ねえ、おばちゃん、塩サケないかな?」
 
 「ああ、あるよ、ほらこれだよおおお~」

 と取りだしたパックにはマジックでめっちゃ大きく「生サケ」と書いてある。

 「これ、生サケだよっ。」

 「えええ そうかねえ? 私は目がみえんでねえええ これは塩サケじゃないかねえええ??」

 「うん、ほらここに生って書いてあるよ~。」

 「ああそうかい、でもねえ、これ、ぱらぱらっと塩を振れば塩サケになるでねえええ 」


 ・・・・っておい!! ちがうだろ!

 生サケに塩を振ったら塩サケ・・・完全に塩サケの存在価値を否定してるおばちゃん。

 「ムニエルにしたらいいよおおお・・・ぱらぱらっと塩をふってねええええ・・・」


 「う~ん・・・じゃあ、今日はなんか違うの買うね。」

 とりあえずモヤシやなんやを買ってレジに。

 レジでふとモヤシの先が黒ずんでるのに気付く。

 おばちゃんに、「このモヤシ、新しいかな?」と聞くと

 「ああああそうだねえええ~」とおばちゃん、おもむろにモヤシの袋を取り上げて、

 ぐしゃっ ばきばきっ


 「ほらこれ新しいよおおお ふるかったらぐにゃっとなるからねええ ぱきぱきいってるでしょうおおお? 新しいからねえええ」

 満面の笑みでモヤシをばきばきと潰すおばちゃん。

 「わわわわかったから!もうつぶさんといてっ!」

 とりあえず買ったモヤシ・・・やっぱりちょっと古かった・・・。


 こんにゃくを買った時は・・・・・

 「これはいくらだったかねえええ???」

 「100円だよ。」

 「150円だったかねええええ??」

 「100円だよ。」

 「これ、生芋のこんにゃくだから、150円だったかねええええ??」

 「見てくるよ、ちょっとまって・・・・やっぱり100円だよ。」

 「えええ150円のはずだがねええええ」

 「ほら!!! ここに書いてるでしょ!! 150円のはこっちでしょ!見に来てよ!」

 おばちゃん・・・人を全然信じてない。

 

 でもこの商店、お肉が冷凍状態のまま売られているのがいい。 普通のスーパーのは解凍してから時間がたってるから風味が悪いし、一度解凍したのをまた冷凍するのはなんかいやだ。


 そんなわけで今日も寄ってきました。
 


 「あああああ カヨちゃん、いつもありがとうねえええ」

 誰だよ・・・カヨちゃん・・・。

 「ああああ あんた、カヨちゃんじゃないかねえええ? でも、ちっさいボク連れてる人だよねえええ? 向かいに住んでる奥さんが、カヨちゃんって言ってそっくりなんだよねえええ」

 そうですか・・・。

 「僕に気をつけてねえええ とびださんようにねえええ」

 毎回同じ事を繰り返すおばちゃん。

 「今日は塩サケがあるよおおお 野菜も買ってかんかねええええ・・・」


 このおばちゃんが見たいがために私はここに通ってしまうのです・・・。

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